Zen Style×丹波幸一



INTERVIEW 

丹波 幸一

今回インタビューさせていただくのは日本野球機構の丹波幸一審判員。
プロ野球の審判員として活躍する丹波幸一さんは今年6月には一軍通算2000試合出場を達成した29年目のベテラン。 先日侍JAPANの金メダルに沸いた東京オリンピック2020野球でも審判員として出場されました。 またゴルフの方では日本で4人しかいないグリーンリーディングのスキルを教えるAimPoint公認インストラクターでもあり、ツアープロからアマチュアゴルファーまでクリニックを開催され、メンタルアドバイスではプロゴルファーや力士もサポートされてます。


どのようなスポーツにも公平にジャッジをし、ゲームを円滑に進行していくために『審判員』という存在が欠かせません。
選手と同じグラウンドに立ち、試合の流れや勝敗を左右しかねない重要なジャッジを任される審判員に求められる資質とはどういったものなのでしょうか?
また、そんな過酷な状況で30年近く活躍し続ける『丹波幸一』とはどんな人物なのでしょうか?

 ZenStyle:テレビを見ていても自然と目にしていますが、意外とあまり意識されることが少ないかもしれない『審判員』という存在。
丹波さんが野球の審判員になるにあたり、どういったきっかけがあったのでしょうか?

丹波氏:少年野球から学生までずっと野球に携わり、怪我をして選手としてはプロへの道を諦めましたが、振り返れば自分の財産は野球しかなかったので、同じグラウンド上に立てる審判員に注目したのがきっかけでした。

ZenStyle:ケガというアクシデントに合いながらも現在もこうしてプロ野球に携わり続けていることに強い意志を感じます。
審判員という職業自体、試合結果を左右するような大事な場面でのジャッジには特に強い意志が必要になってくるかと思いますが、そのために必要なことや心がけていることはあるでしょうか?

丹波氏:審判という仕事は正確に判定するのは当たり前で、ミスジャッジでもしようものなら時には5万人を敵に回しヤジられるという職業です。 ルールに精通することはもちろんですが、究極のプレッシャーと闘わなくてはなりません。 極度の緊張感、ミスを恐れる恐怖心と闘うために、ずっとメンタルトレーニングを積んでます。 プロのスピード、予期せぬプレーに対応するためには、最近注目されてきたスポーツビジョントレーニングも25年前から継続し続け、動体視力の向上にも努めてます。




ZenStyle:正確なジャッジを素早く行うためには、まさにアスリート並みのトレーニングが必要になってくるのですね。
そんな大きなプレッシャーの中、ご自身が審判員をした試合で印象に残っている試合やシーンなどありますか?

丹波氏:我々にとってのナイスゲームは、スピーディーで何も起こらなかった試合です。 29年もやているといろいろ困難な試合もありました。 審判にとって最も勇気が必要なのは退場を宣告する場面ですが、それらのどのシーンも鮮明に記憶してます。 具体例は相手のこともあるので実名は出せませんが、昔と比べると今のグラウンドはずいぶん平和になりました。 今までWBCなどの国際試合の経験もありましたが、今回の東京2020オリンピック野球の審判員に選ばれ貴重な経験を積ませていただけたことも印象的で、まさか審判をやっていてオリンピアンになれるとは思いませんでした。



ZenStyle:確かに、審判員としてオリンピックを目指すのはある意味選手として目指す以上に狭き門。29年間の実績があればこその偉業だと思います。
どんな試合にも欠かせない審判員という存在ですが「審判員のこういった部分にも注目して観戦して欲しい」といったところはありますか?

丹波氏:審判員が注目される時はミスジャッジをした時がほとんどです。 そういう意味では目立たないのが理想です。 玄人的な見方をすると、クロスプレーを裁くジャッジのタイミング、ジャッジのキレなどが説得力に繋がるので、この人の判定なら間違いないという信頼関係が伝わったらいいですね! 審判としての権力は誰でもが持っていますが、権威というのは、その人の言動や見識から与えられるもので、権力はごまかせても、権威はごまかせません!


ZenStyle:審判員のもつ『権力』を常に正しいジャッジに使ってくれてるかは選手や監督が一番わかってくれてるのだと思います!
最近では試合観戦後に審判員のジャッジに対してネット上で討論が繰り広げられたり、ということも見かけます。
審判員もある意味「ひとに観られる」お仕事でもあり、実際にYOUTUBEなどでもファンの方が丹波さんの動画をアップしてたりもします。
試合中にちょっと格好良いジェスチャーの仕方など意識してやってみたり、、、ということはありますか?!

丹波氏:そういうところは全く意識してません! 仲間同士での格好良いジェスチャーと一般ウケは違うもので、決して計算してはやってないです。 常に意識していることは、正確であること、ジャッジのタイミングとキレだけです。 ボールに当たって痛いシリーズは、ある意味審判の美学です。 痛がるのはご法度とされてますし、交代も出来ないので骨折していてもその試合は我慢するしかありません。


ZenStyle:申し訳ございません、、、!次の瞬間何が起こるかわからない試合中にそんな雑念が入る余地はないですよね。
それにしても、痛がってはいけないせいで余計に痛さが伝わってきちゃうんですよね、あれ(笑)
そんな丹波さんのファッション感にも触れていきたいのですが、プライベートでの服装はどんなスタイルを好んでいますか?
また、服を選ぶ時のポイントなどあればお聞かせください。

丹波氏:プライベートというか、球場入りや移動でスーツを着る時はそれなりの格好を意識してます。 職業柄派手過ぎずですが、やはり選手やファンに見られることも多いので、ユニフォーム脱いで残念な姿は見せられないです。 イタリアのファッションが好きで目指すところです。

ZenStyle:丹波さんのスーツスタイルやオフスタイルのスタイリッシュさに注目されてるファンの方も多いですよ!
最近ZenStyleでも人気のL4K3のバッグはデザインやカラーリング・素材使いが特徴的です。実際にお持ちになってどんな印象だったでしょうか?

丹波氏:レイクのバッグはカラーと素材感が目を引きますね! 普段は黒のカバンが多いですが、BackPackとQUEEN LAKEはカーキを選びました。 ロープの差し色が何とも言えない存在感です。 素材も軽く、レザー製品と使い分けてます。

L4K3 QUEEN LAKE QL-22JP





ZenStyle:思い切っていつもとちょっと違うカラーを手に取りたくなるような不思議な魅力のあるバッグですよね。
どのようなシーンやスタイルでご使用されていますか?

丹波氏:カジュアルにも、スーツスタイルにも愛用してます。 どんなスタイルにも映えるような気がします。 次は大きめのボストンをゴルフの行き帰りに持ち歩きたいです。

 


ZenStyle:BOSTONはゴルフに最適なサイジングになっていますのでぜひ次回のラウンドで使ってみてください!
今回はバッグでしたが腕時計などの取扱いも多いことからインタビュー時にいつも皆様に聞かせていただいているのですが、
丹波さんにとって「時間」とはどういったものですか?

丹波氏:私はネックレスやブレスレットなどのアクセサリーは身に付けません! ただ時計だけは男が唯一身につけるジュエリーという考えがあり、中でもバッテリーを必要としない自動巻の時計に魅力を感じます。 過去には二度と戻れないので、時計は未来を向かせてくれるモノだと思ってます。


ZenStyle:実用品というより、『男のジュエリー』としての腕時計。なんだかうれしい意見です!
過去には戻れない、というのも迷わず責任あるジャッジを常に求められる『審判員』ならではの感覚のように思います。

色々と貴重なお話をありがとうございました!
丹波さんから何か告知などありますでしょうか?

丹波氏:ここ10年くらいプロゴルファーや力士、経営者の方々のメンタルアドバイスをさせてもらってます。 ビジョントレーニングも一般社会でも必要な要素が満載です。 メンタルアドバイスには個性心理學も取り入れ導くようにしているので、いろいろな分野にも受け入れられることを願ってます。


ZenStyle:最後にご覧いただいてる方やファンの方になにかメッセージをお願い致します。

丹波氏:プロ野球選手は10打席で3回ヒットを打てば、7回失敗しても一流選手です。 プロゴルファーもミスを受け入れながら組み立てていくスポーツです。 失敗した選手を許すのもファンであり、相手をリスペクトするのもスポーツマンシップです。 ミスジャッジが許されるとは思いませんが、人間的要素を楽しむ心豊かなスポーツ界を皆さんで築いていけたらと願ってます!



ZenStyle:試合を観戦する立場の私たちもスポーツマンシップをもって試合を観てみたら、今までと違った選手や監督、審判員の心境も少しは見えてきて、今まで以上にスポーツを楽しむことが出来そうですね!

貴重なお時間ありがとうございました!